オルゴールの誕生 村の音楽の塔“カリヨン”〜ネット・オルゴール博物館〜

TOPページスイスオルゴール友の会 >オルゴールの誕生“カリヨン”

● オルゴールの誕生 村の音楽の塔“カリヨン”

オルゴールの誕生又は、機械仕掛けの自動楽器の起源にカリヨンベルの存在は重要です。

 村の中央にベルを幾つも持つ塔をカリヨンと呼びました。13世紀からカリヨンは村のシンボルでした。

 高い塔の先端から村中に音楽を奏で、時を告げ、村人の心の拠り所だったカリヨンは、ベルをハンマーで叩くやり方が一般的ですが、初期には、ベルの内側に吊られた“ベロ”をひもで引くやり方が多く見られました。

 一方で聖堂や教会のチャーチベルは、普通2個のベルを交互にスイングして塔の上で“リンドン”と鳴らしました。

   大きな響きは村を超え、森や林の隅々までと届きました。音楽の塔カリヨンは、始め鍵盤を手で叩くもの、 足で踏むものなど手動のものでしたが、やがて、時計と組み合わされて自動で鳴る仕組みになりました。

 ベルも次第に数を増して、和声の優れた音楽を村々に流し続けました。ザルツブルグの市庁舎のカリヨンは 大きな塔の機械室に大きなシリンダーが有りピンが親指大の大きさです。

 このピンを毎月音楽大学の教授が植え換えて曲が変わります。広場の掲示板にその月の曲名が書き出されます。

 スイスのロッチャー社のカリヨンベルの音色は誠に美しく、透明です。大阪府箕面市小野原にスイスから第一号のカリヨンを20年前に建てました。




TOPへ | スイスオルゴール友の会  | オルゴール・コンサート | ルヴィーブル 
トップページへ スイス
オルゴール
musicbox.co.jp
ネット・オルゴール博物館

●スイスオルゴール友の会
●スイスオルゴールの魅力
●スイスオルゴールとの出会い
●オルゴールの歴史
●オルゴールと蓄音機の発明
●オルゴールの欠点
●オルゴールの特色
●オルゴールとスイスの歴史
●オルゴールの職人気質
●村の音楽の塔“カリヨン”
●オルゴールのいろいろ
●スイスのオルゴール博物館
●世界のオルゴールの文献
●オルゴールの思い出
●生き延びたオルゴールの力
●スイスオルゴールコンサート
●アルプス民族音楽祭
●オルゴールの故郷を訪ねて

Copyright (C) 2000
Saeki&Co.Inc.All right reserved