広い意味でハンドオルガンもオルゴールの種類に上げられました。ロンドンのアンティーク街「ポートベロ」の中で
ストリートオルガンを面白く使っている絵が見つかりました。
日本の獅子舞のように家の門前でストリートオルガンを廻す、おかみさんが出て来て、コインを差し出すところ
です。
得意なオルガン弾きは、コインを差し出すおかみさんを待たせて曲を弾き続けます。 律儀そうなオルガン弾きの心情を良く顕しています。
雨の街頭でのひとこまです。パリのノートルダム寺院の公園の入り口でも、ロンドンのアルバート美術館の街路でも、ジュネーブの地下街でも、現在至る所で見ることが出来ます。
オルガンは始め、肩から革のベルトで吊りました。やがてオルガンは一本足の上で鳴りました。
お猿さんが芸を見せているものが多いのですが、パリで見たときのオルガンの上には大きな猫が寝そべっていました。近寄ってびっくりしました。
オルガンのりズムに合わせて尻尾を動かすのです。どうやって仕込んだんでしょう?
オルガンがもっと大きくなるとワゴンに乗せられました。ペーヴメントをガタガタと曳いて街角に立つと弾き始める、ヨーロッパの街角の楽しい風物です。
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