TOPページ>スイスオルゴール友の会
>オルゴールの偉大な欠点 〜ネット・オルゴール博物館〜
|
● オルゴールの偉大な欠点 |
エジソンがアメリカで蓄音機を発明し、その後急速に市場に出回ると、蓄音機は花形の産業になりました。
蓄音機と比べられることでオルゴールの欠点は大きく目立ち始めます。「箱の中から、ゼンマイ一つで、小さな曲、同じフレーズを、繰り返し繰り返し、段々遅くなって、止まる」と大きく7つの欠点を上げることが出来ます。
オルゴールの不便さは、特に音楽家に取ってはどうしようもないものとして受け止められました。それでも小さなオルゴールは依然として人気はありましたが、職人達が創り上げた大型のオルゴールは、時代と共に姿を消して行きます。
一時、蓄音機とその機能を競い、長時間演奏が出来るオルゴールが造られました。2時間もの長時間の演奏が出来るディスクオルゴールやシリンダーを取り替えて多くの曲を演奏出来るものなどが産まれますが、その欠点を見る限り蓄音機の相手ではありませんでした。
当時の人々が手放したオルゴールの7つの欠点を上げてみましたが、その7つの欠点は裏を返せばオルゴールの優れた特性であることに気づきました。
サンクロワ村に遺された技術と職人達の凄さを日本に広める為、スイスオルゴール友の会を創設して「オルゴールコンサート」と銘打って1975年から全国に普及活動を始めました。
46年前にオルゴーに触れたその感動と職人達の優れた技術とその魅力を広く伝えたい一心からでした。オルゴールの欠点は「偉大な欠点」であり、オルゴール療法では「最大の長所」としてとして日本で多くの人々に受け入れられています。
|
|
|
TOPへ
| スイスオルゴール友の会
| オルゴール・コンサート
| ルヴィーブル
|
|
|
|
|