オルゴールは繰り返しの音楽


お腹の赤ちゃんに繰り返えし美しい音楽を 作曲家 小川正先生のお話し

30年前に長男が生まれたとき、作曲家小川正先生にオルゴールを教えて頂きました。「長男が生まれました音楽 教育をどのようにすれば良いか?」をお尋ねしたら「オルゴールを聴かせなさい。スイス製ですよ」と返って来ました。 当時胎教のレコードが世に出たばかりでした。お母さんの胎音を聴かせると乳児の精神的な安定が得られる。それを 想像してお尋ねしましたら、「スイス製のオルゴールですよ」とご返事だったのです。当時のオルゴールはまだ音程も 悪く、「宝石箱の中で鳴る小さな音楽」の知識しか有りませんでした。「盛岡の宣教師さんが美しい音のスイス製のオ ルゴールを聴かせてもらったことがある。あれを手に入れましょう。音楽を繰り返えして聴かせなさい。身体に一つ 決まった音楽を入れて上げると良い。後から来る音楽を身体の中でよみ分けるから。」と繰り返す音楽の大切さを説い て頂きました。「その音楽に思い出が乗っかります。お母さんとの思い出はその子の宝物ですよ」と初めて思い 出の大切さを教わりました。「良い音楽に情操教育を、やさしい思いやりのある子に育てなさい」でした。

 −オルゴールの優れた特性 繰り返しだんだん遅くなって止まる−

100年前に蓄音機が発明され世に出たとき、オルゴールの欠点は小さな曲、同じフレーズを繰り返し、繰り返し だんだん遅くなって止まるということでした。繰り返す音楽は音楽教育に優れた効果があり、繰り返す音楽は 安心感をもたらし、母親との大切な思い出を乗せ甦らせる優れた特性であったのです。

 −繰り返す音楽は脳の形成に重要な役割を持っています−

胎教からずっと聴かされた。オルゴールの音楽は脳の細胞を繋ぎ、記憶の部屋に蓄積され、学習のパターンを創り 物事を感知していくのに大切です。網の目の脳細胞形成に欠くことの出来ない手法と言われます。メロディーもリズム もハーモニーも全ての音楽の特性を丸ごと感受して行くのです。3歳までに80%の脳の形成に重要な影響をもたらす のです。最高の音色、リズムとハーモニーの音楽は正に生きて行くために必要不可欠のものといえましょう。

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